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2018/11/30

資金調達に関するニュースの動向とは

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はじめに

国内だけでも数限りなく会社が設立され、日夜さまざまなニュースが飛び交っています。その中でも資金調達に関するニュースはその会社の事業展開が把握できるだけでなく、国内の今後がどういった風に変化していくのかを予想することにも役立ちます。
この記事では資金調達に関するニュースの動向を探り、どのような傾向があるのかを簡単にですが分類してみました。

1.クラウドファンディング

会社に対する投資の方法といえば、真っ先に株式投資を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。一昔前であれば「投資」と聞くと小難しい専門知識が必要というイメージもありましたが、最近ではクラウドファンディングの台頭により状況が劇的に変化してきています。
直近のクラウドファンディングに関する資金調達のニュースとしては、例えば以下のようなものが挙げられます。

・定額で世界中に住み放題になる新サービス「HafH(ハフ)」が、クラウドファンディング「Makuake」にて500万円以上を獲得

・不動産投資型クラウドファンディングの「FANTAS funding」が、8日間で約1億200万円を獲得

・ゆる〜っとパンダのカレンダー作成に関する「ミライッポ startup IPO」が、初プロジェクトにて約70万円を獲得 など

上記では既に目標以上の金額でクラウドファンディングのプロジェクトを終了した案件ばかりを取り上げました。もちろん、これ以外にも現時点で資金調達中のプロジェクトも多数あります。
このように海外だけでなく国内でも一層の盛り上がりを見せるクラウドファンディングですが、特に面倒な手続きもなく手軽に投資できる点で支援者が増えているようです。また、クラウドファンディングではそれぞれのプロジェクトによっても見返りが異なり、投資型や購入型など自分の好みに合わせてプロジェクトに参加できるようになっています。

国内のクラウドファンディングサイトも現在ではそれなりに数が増えており、各サイトによって特徴が違ってきます。興味のある方は一度クラウドファンディング専門サイトについても調べてみるといいかもしれません。

2.学生起業家

資金調達に関するニュースの動向とも密接に関連する事柄として、「学生起業家」という言葉をご存知でしょうか。これは昨今の働き方改革によるものですが、一昔前と比較しても学生の間から起業する若者の割合は増えました。また、最近では大手企業レベルにまで成長を遂げる「メガベンチャー」が増えているのですが、これも学生のうちから起業した経営者が設立した会社であることが多いです。
パソコンやスマートフォンでITに慣れ親しんだ世代の中でも、若くして会社を設立することを強く望む若者が増えていることの表れとも言えます。直近では学生スタートアップ企業への支援を掲げる「GAKUcelerator -ガクセラレーター」という制度も始まっています。現在でこそ減少傾向に転じつつある学生起業家ですが、今後こういった支援制度が増加することで再び増加傾向に戻る可能性があります。

3.IT技術の活用

近年では私たちの身の回りにもIT技術を活用した商品やサービスが数多く見られるようになりました。その一例としては以下のようなものが挙げられます。

・「メンタルヘルステクノロジー」が、メンタルヘルスに関するAI開発のために約2.5億円の資金調達を実施

・デイワークアプリ「ワクラク」の提供会社が、約1億円の資金調達を実施

・AIによる特許審査シミュレーションシステムを開発する「ゴールドアイピー」が、累計で約4.8億円の資金調達を完了 など

これ以外にもさまざまな場面や商品に活用されているIT技術ですが、最新鋭の技術を活用した商品を開発するためには資金調達がかかせません。今後もよりいっそうIT技術が開発および運用されることは予想されますが、特に盛り上がりを見せるAI関連の技術に関する資金調達は都度実施されることが見込まれます。

4.ガバメントクラウドファンディング

クラウドファンディングという言葉が入っていることから、前述の内容と重複しているのではないかと思われる方も多いことでしょう。資金調達の形式としてはもちろんクラウドファンディング式なのですが、このガバメントクラウドファンディングでは一般的なクラウドファンディングとは決定的に異なる点があります。それこそが「支援者は寄付という形で資金提供する」ということです。
返礼品競争で一時期ニュースにも取り上げられたふるさと納税ですが、ガバメントクラウドファンディングではこのふるさと納税を活用しています。これまでのふるさと納税であれば欲しい返礼品のある特定の自治体に税金を納めていましたが、ガバメントクラウドファンディングでは寄付者の共感を呼ぶようなプロジェクトを発足することで資金調達に役立てられます。

総務省でも「ふるさと納税のさらなる活用」として、クラウドファンディング型のこの資金調達の方法を推進しています。自分で税金の使い道が決められる点は確かに魅力的と言えるでしょう。

5.近年の資金調達の動向とは

ここまでは資金調達のニュースに関する傾向について大まかに紹介してきましたが、以下では近年の資金調達の動向について解説していきます。

一般的な資金調達の方法について知るためには、まず「エクイティ・ファイナンス」と「デット・ファイナンス」という言葉の意味について知っておく必要があります。

まずエクイティ・ファイナンスについてですが、新株発行を伴う資金調達の方法のことを指します。あくまでも株券を発行する見返りとして資金提供を受けるため、貸借対照表でもこの方法で集めたお金は「資金」として記録されることになります。

その一方でデット・ファイナンスは金融機関などから融資を受ける資金調達の方法のことを指します。いわゆる債務であるため、元本や利息といった毎月の支払いが発生します。また貸借対照表にも「債務」として記録されるので、いずれは別の金融機関から融資を受けたいと考えている場合には、審査で不利に働くことも想定して実施する必要があります。

基本的な資金調達の方法としてはエクイティ・ファイナンスを主軸にして、それでも足りない場合にはデット・ファイナンスを利用するのが最も望ましい形です。

5-1.エクイティ・ファイナンスの傾向

前述したように、近年ではIT技術を駆使するプロジェクトや会社の人気が高いです。ただ各ファンドによっても投資対象の条件がそれぞれ違うため、自分の会社がそのファンドの掲げる条件を満たしているかどうかを事前に確認しておく必要があります。
エクイティ・ファイナンスを実際に検討する上で知っておきたいこととして、この資金調達の方法では投資決定の時点でだいぶ時間がかかるということです。調達予定の金額にもよりますが、高額になればなるほど時間がかかり、より綿密に計画を立ててから手続きを進めていかなければなりません。

5-2.銀行の傾向

現在でも景気が良い訳ではありませんが、マイナス金利の影響もあって銀行の融資を希望する会社が増加しています。もちろんどの会社でも融資を受けられる訳ではありませんが、マイナス金利によって離れていくお金を引き寄せるために低金利ででもお金を融資する銀行もあります。

5-3.資金調達するために必要なこととは

エクイティ・ファイナンスを利用して資金調達するのがいいとはいえ、会社の規模や事業内容によってはデット・ファイナンスの方が資金調達しやすいこともあるかもしれません。そうした場合であればノンバンクの前に、まずは銀行から融資を受けられるようにするべきです。
日頃から取引している銀行があればまずはその銀行に、少額から融資を希望してみるといいでしょう。少額ででも取引実績を残すことで銀行との信頼関係も築けますし、ゆくゆくはさらなる高額融資を希望することもできます。

銀行の融資の審査は難しいという話をよく聞きますが、要は返済能力の有無を細かく確認されることになります。

①業績は好調か
いくら日頃から親しい会社であっても、業績が右肩下がりの時に融資するほど銀行も甘くありません。決算で赤字が続いているとまず審査に通過することは難しいので、融資を検討するのであれば決算書類の内容を改善できるように会社の経営について見直す必要があります。

②経営者としての人柄も重視される
融資担当者もあくまで人間です。審査時の面談で人間性に問題がありそうな経営者に、融資をしたいとは思いません。また融資担当者との相性次第という部分はありますが、面談時にはとにかく誠実な対応を心がける必要があります。

例えば面接の時点で資料がなく質問に答えられそうにない場合には、後日連絡して回答してもいいか尋ねても構いません。何の根拠もない内容を適当に回答するよりかはその方がよほど好印象です。融資担当者は会社の代表者であるあなた自身の人柄をも見ています。どんなに踏み込んだ質問の内容であっても、嘘はつかずにきちんと答えることも大切です。

③他業者からの借り入れが多くないか
これまでに全く借り入れの記録がないという会社である必要はありませんが、現時点での債務が多いほど多重債務状態になるので審査の時点でマイナスの印象になります。せめて借り入れ件数が1〜2件であれば、大きくマイナスに響くことはないと考えられます。
会社が資金調達する方法は時代とともに変遷する部分もありますが、なるべくならば負債を作らずに資金調達できる方法を模索するに越したことはありません。

銀行での融資の審査は確かに難しいものではありますが、細かな部分から着実に努力していくことで財務体質を改善することができます。

まとめ

資金調達に関するニュースは日夜更新されていきますが、その動向を確認しておくことで自社の資金調達にも役立てられる部分があるかもしれません。上記で紹介した資金調達の方法で気になるものがあった場合には、その方法をまずは取り入れることから検討してみるといいでしょう。

資金調達の方法はさまざまですが、企業のおかれているフェーズや時期的なタイミング、業種、企業の規模など、多くの条件が最適な方法を選べるか否かに関わってきます。 

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