カードローン

2018/09/28

借り入れの際に見られる?事業計画書とは

資金調達でお困りの方!
様々な資金調達方法をご用意してお手伝い致します。
↓↓↓↓まずは無料相談↓↓↓↓

無料で相談する

はじめに

会社として事業を展開して儲けるためには何かと障害が多いものですが、その中でも特に大変な思いをするのが資金繰りについてです。自社の収益だけで運転資金や設備資金などの必要経費をまかなえればいいですが、時として掛金のタイムラグの調節が難しくなると自社以外からも資金を調達する必要が出てきます。
そこで今回の記事では、借り入れの際に見られる事業計画書について解説します。この事業計画書はいわゆる会社の履歴書のようなものなのですが、第三者から見て客観的な情報が魅力的に書かれていなければ借り入れの際に効果を発揮しません。この記事ではそんな事業計画書を書くポイントからおすすめの借り入れ先までの多岐にわたり紹介します。

1章:事業計画書はなぜ必要か

会社を経営する方の中にも色々な性格の方がいるように、計画を緻密なまでに練り上げてから実行段階に移したい方もいれば、自分の頭の中のイメージに従って直感的に判断しながら動く方がいるはずです。事業計画書と聞くと何やら堅苦しい響きから「書くのが煩雑そう」だったり、文章を書くのが苦手であれば「借り入れの時以外は特に必要ないだろう」と思う方もいるかもしれません。
事業計画書は借り入れや投資家を募る際のみに必要とされると思われがちですが、実際にはそんなことはありません。借り入れを検討する前の段階から事業計画書を作成しておくことで、以下のメリットを受けられます。具体的に見ていきましょう。

1ー1 アウトプットして第三者にも分かりやすくできる

事業計画書という形であなた自身の頭の中から会社を成長させるためのシナリオをアウトプットすることで、それまでは漠然と思い浮かべていた部分についての情報まで整理することに役立ちます。頭の中で思い浮かべている内容は、そのままだとあなただけしか理解できず、会社で働く従業員や借り入れ先の融資担当者などの第三者には十分に伝わりません。
ワンマン経営で会社が大きく成長することはごく稀であるため、健全に会社を成長させたいのであれば周囲の人間に分かりやすく情報をまとめることも必要です。

1ー2 借り入れの審査で利用できる

この記事では借り入れの際に必要となる事業計画書の概要について解説するので、当の事業計画書が借り入れの審査で利用できることが前提となります。融資担当者と面談する際にはこの事業計画書の内容を元に、会社が資金を欲する適切な理由や将来的なビジョンなどをプレゼンテーションしなければなりません。プレゼンテーションの要とも言える台本の内容をおざなりにしていては、やはり受かるものも受かりません。

1ー3 内容に応じて節税対策や微調整ができる

仮に頭の中だけで会社のビジョンを思い描いていたとしたら、実践的な部分での計画が漠然としか立てられず、結果的には想定外の出費や収益の減額などで思い通りにいかない可能性が十分考えられます。その点事業計画書をあらかじめ作成しておけば、会社の経営上でかかる税金の節税対策や売上予想に対する種々の微調整を行うことができます。また事業計画書として書面化しておけば、後から見返してその内容を確認できるので非常に便利です。

事業計画書の内容を100%忠実に再現できることはまずありませんが、具体的に計画を立てておくことでその後の軌道修正も無理なく進めることができます。文章を書くのが苦手な方でも自分の夢への情熱を書面で熱弁することを考えれば、多少は抵抗なく書き進められるのではないでしょうか。
次章では具体的な段取りに移る前の注意点について解説していきます。

2章:事業計画書を書く前に注意したいこと

事業計画書をすぐさま書き出して内容を簡潔にまとめられればいいですが、その前にいくつかの注意点を確認しておくことで、より洗練した内容の事業計画書に仕上げることができます。そんな事業計画書を書く前に知っておきたい注意点としては、以下のようなものがあります。

2ー1 要点は数分程度で説明できるように

ダイヤモンド社から「事業計画書は1枚にまとめなさい」という書籍が出版されていますが、自分の夢を語ることに熱意を燃やすあまり事業計画書の枚数ばかりが増えてしまうのは非常にいただけません。借り入れの際に融資担当者と面談することは前述しましたが、長々と説明していては相手の集中力も削がれ内容が薄れてしまいかねません。
事業計画書を作成する際にはポイントに沿って各項目で要点を示し、その内容をせめて数分程度で説明できるように内容を凝縮しておく必要があります。

2ー2 客観的に分かりやすい表現で書く

事業計画書を読むのはあくまでもあなたのビジョンを詳しく知らない第三者です。文章をまとめる際にはなるべく客観的かつ分かりやすい表現で書くことが大切です。

2ー3 統計上の数値を織り交ぜ信憑性を上げる

いくら客観的な文章で書いたとしても、全体的に抽象的な内容ばかりでは自社の将来性を融資担当者に訴えることはできません。国や地方自治体などが発表する統計上の数値を内容に織り交ぜることで、信憑性を上げることにつながります。

2ー4 あくまでも資料として作成する

事業計画書は確かに借り入れ希望先に提出する書類ではありますが、細部のデザインまでこだわったところで審査にプラスに響くことはまずありません。プレゼンテーションの際に見やすい資料として作成する必要はありますが、それ以上の付加価値はないことを改めて意識しておくといいでしょう。

事業計画書は第三者に見せる前提で作成する書類であるため、趣向を凝らしたり夢語りにおちる内容にしてしまっては意味がありません。事業計画書の役割を的確に把握した上で、次章ではいよいよ事業計画書を作成するポイントについて解説していきます。

3章:事業計画書を作成するポイントとは

それでは本題である事業計画書を作成するポイントについて解説しますが、以下の手順に沿って作成することでより内容の詰まったものに仕上げることができます。それではさっそく見ていきましょう。

3ー1 要点を絞って書く

再三にわたり事業計画書はプレゼンテーションのための資料であることを強調しましたが、以下の項目について要点を絞って書くことでより骨太な内容のものにすることができます。

①経営者および経営陣の略歴
ここでは会社の経営者および経営陣の略歴を書きますが、会社を成長させるのに役立つ知識や技能、資格などを有していることを示す部分だけを抜粋します。また会社の事業内容と一見無関係でもゆくゆくは活用できる目処がある場合には、その点も含めて書くといいでしょう。

②会社の事業概要や将来的なビジョン
融資担当者はあなたの会社が何をするところか知らないので、次に会社の事業概要を簡潔に示す必要があります。またその事業を展開する上での将来的なビジョンも同時に語ることで、自社への興味を引く足がかりを作ります。

③競合他社にはない独自性ある商品やサービスの優位性
事業内容によっては競合他社が多い場合もあるでしょうが、そこから秀でたものがなければあなたの会社に融資する価値は見出してもらえません。独自性のある商品やサービスがどの点で他社のものより秀でているのか、その優位性を語ることは非常に重要です。

④自社商品やサービスにおける市場規模
具体的かつ魅力的に会社のビジョンを語る上では、自社商品やサービスに関連する市場規模を把握しておく必要があります。この部分については国や地方自治体が掲載する統計データを元に、あなたの会社が事業展開する地域の潜在顧客を推し量れる数値を引用するとなお良いでしょう。

⑤収益性を高めるためのマーケティング戦略
融資を検討する魅力の一つである収益性を高めるためには、より具体的かつ再現性のあるマーケティング戦略を立てることが不可欠です。新たに顧客を獲得するための宣伝方法や営業などを通じて、またどれだけの予算を費やして販路を拡大するかを現実的な段取りとともに明記する必要があります。

⑥なるべく具体的な数値を入れての売上予想
以上の内容を踏まえた上で、ここではなるべく具体的な数値を入れて売上予想を立てる必要があります。ただあくまでも予想であるため、結果的に外れてしまってもそれは仕方ありません。大事なのは借り入れ希望の資金をいかに適切に利用しているか、細かい部分まで考慮して具体的な数値とともに計画を立てられているかなのです。

⑦ビジネスとして儲けるための将来性と収益性
融資する側としても数年足らずで終わる会社よりも、長い年数をかけて成長できる会社をビジネスパートナーとして選びたいものです。会社としての将来性を語る上で収益性についても同時に述べ、着実に黒字経営できるような数値を出費も踏まえて明記できれば説得力がある内容になります。

3ー2 要点に沿って下書きを作成する

上記の内容について考える際にはまず箇条書きで書き出してみて、そこから内容を膨らませる形で下書きを作成するといいでしょう。この時に根本の骨組みはあまりいじらず、各項目のつながりを考えながら内容を組んでいくとプレゼンテーションの際にも分かりやすい内容が作りやすくなります。

3ー3 相手の見やすさも考慮して清書する

事業計画書の資料としての側面を加味してパワーポイントを活用してもいいですし、あるいは規定のフォーマットを利用して内容を埋めるのもいいでしょう。相手の見やすさとプレゼンテーションの台本としての役割をそれぞれ考慮しながら、客観的に分かりやすい内容のものを用意できればそれで構いません。

3ー4 専門家や第三者に見てもらい内容を精査する

清書まで一通り終わったら、専門家や第三者目線で見てもらい内容を精査するのもおすすめです。自分なりに客観的な内容を心がけたつもりでも、第三者の視点では一部内容に不備が見られることも割と少なくありません。借り入れの審査に臨む前に、第三者視点でも見直しておくことは大切です。

事業計画書を仕上げるうちに自分の頭の中の情報が整理され、どの部分の計画にアラがあるかを再認識することにもつながります。相手ありきで書く書類であればこそ、客観的情報を交えて情熱的な文章で簡潔にまとめることを忘れてはなりません。
ここまでは事業計画書の内容に着目して解説しましたが、次章ではおすすめの借り入れ先について紹介します。

4章:おすすめの借り入れ先

会社の資金を調達するためには融資か投資を受ける必要がある訳ですが、この記事では最後におすすめの借り入れ先を紹介しておきます。

4ー1 日本政策金融公庫

低金利でかつ融資制度の種類が豊富な公的金融機関として、一番におすすめしたいのが日本政策金融公庫です。融資制度の種類が豊富ということは自社に合ったものも見つかる可能性が高く、使用目的によってはかなりの金額まで希望できる余地があります。低金利であれば返済により経営を圧迫されるリスクも低いため、一度検討してみるといいでしょう。

4ー2 地方自治体

日本政策金融公庫以外の公的金融機関としては、その他にも各地方自治体が挙げられます。制度の種類や内容は各自治体によって様々なため、場合によっては条件が合致しないこともあるかもしれません。ただ自社が事業展開を望む地域で目当ての融資制度があれば、一度は審査を受けてみるというのも一つの方法です。

4ー3 各種銀行

公的金融機関以外で低金利と言えば各種銀行が挙げられますが、新規取引となるとある程度の条件が揃わないと厳しい部分があります。場合によっては保証付融資で借り入れさせてもらえる場合もあるので、受けられたらラッキーくらいの気持ちで審査に臨んでみる方法もあります。

4ー4 ビジネスローン

上記の金融機関で審査落ちした場合に限り、ビジネスローンも検討の余地があります。保証人や担保が不要なだけでなく審査基準がゆるいため、比較的簡単に資金調達することができます。ただし金利がかなり高いため利用する際も、つなぎ資金を確保する際の一時的な手段までに留めるように注意しなければなりません。

まとめ

事業計画書は規定のフォーマットもいくつかあり、指針が示されているだけに書き始めると割と内容を埋めることはできます。その内容をいかに魅力的にできるかはあなたの熱量と情報量次第です。
自分自身の会社に傾ける情熱を元に内容を下書きした上で、客観的なデータを引き合いに出しつつ具体的にまとめ上げるとより濃い内容の事業計画書に仕上がります。これまで事業計画書を書いたことのない方も、これを機に一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

無料で相談する