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2019/05/31

サロン開業に必要な資金調達の方法と経営の注意点とは

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はじめに

最近では女性だけでなく男性の方でも美意識の高い方が増えており、サロンの需要はますます高まっています。サロンと一口に言ってもその種類はさまざまですが、個人なり系列店なりでサロンを開業しようとするとそれなりの資金が必要になります。また資金調達は上手くいっても経営の部分で失敗してしまっては意味がありません。

この記事ではそんなサロンを開業するのに必要な資金調達の方法と、サロン経営に関する注意点について解説します。またこの記事の後半ではでは「サロン経営は赤字だらけ? 陥りがちな問題と対策」(https://shikin-master.com/others/758/)の内容を参考にしています。サロン経営について悩みを抱えている方は、そちらの記事もおすすめです。

 

1.サロンの開業資金はいくら必要か

サロンの規模にもよりますが、例えばマンションの一室で開業し一人で切り盛りする場合であればそれほど費用はかかりません。ただサロンとして施術するための設備について全て新品で揃えるとなると、費用がかさみやすくなります。そのため費用面を安く抑えたい場合には一部の設備を中古品で代用できないかも検討する必要があります。

またサロン用に物件を借りてその室内を改築するとなると、やはりある程度のまとまった資金が必要になることは言うまでもありません。物件の費用はもちろん店舗の内装を改築する費用や設備代、さらに開業してから半年分の予備資金などまで含めると、最低でも500万円くらいは欲しいところです。ただしその全額を自己資金でとなるとなかなか厳しい部分もあります。そのためサロンを開業するにあたり資金調達が必要になる訳ですが、どういった方法で資金調達を行うべきなのでしょうか。

1-1.資金調達に利用可能な方法とは

サロン経営を目指す女性の方というのも割と多いのではないでしょうか。そんな方におすすめな融資制度が、日本政策金融公庫の「女性・若者・シニア起業家資金」です。

この融資制度であれば以下の条件に該当する場合は審査の申し込みをすることができます。

・新たに事業を始める、もしくは事業を始めてから7年以内である

・女性である

・30歳未満の男性および女性である

・55歳以上の男性および女性である

この女性・若者・シニア起業家資金は、審査の内容次第で貸してもらえる金額が変動する場合もあります。詳しくは日本政策金融公庫の公式ホームページで確認してください。

自己資本金は多ければ多いほどいざという時の費用として役立てられます。ただどうにか開業資金をかき集めてサロンを開業できたからといって油断は禁物です。サロン経営で顧客がつかないことには店の利益も上がりませんし、いずれ経営は傾きます。次章ではサロン経営の注意点について解説していきます。

2.サロン経営はリピーター作りがキモ

サロン経営ではまず何より重要なのがリピーター作りの戦略です。サロン経営以外の仕事でもそうですが、お得意様であるリピーターを確保できなければ収益は安定しません。そのため開業できた後にはいかにしてリピーターを増やすのか、この戦略について熟慮する必要があります。

2-1.集客力を上げる

リピーター作りにまず欠かせない要素として、集客力を上げることがあります。この集客力がないと新規で客を呼び込むことが難しく、そもそも自分のサロンに客が来てくれない状況が出来上がってしまいます。いわゆる開店休業状態になってしまっては費用ばかりがかさむだけで予備資金もいずれ枯渇します。

また集客力を上げる方法として広告媒体にお金をかけるという方法もありますが、広告媒体を利用したからといって必ずしもリピーターがつくとは限りません。広告媒体を利用することのデメリットについては後述しますが、できれば自身のSNSや店舗のチラシ、口コミなどを活用して集客力を上げるべきでしょう。

2-2.立地条件の良い物件を探す

これは開業時点で注意すべきことでもありますが、リピーター作りのためには店舗の立地条件が良いに越したことはありません。例えば自身の技術に自信があったところで、サロンの立地が人の往来が少ない道路に面した場所であれば客に見つけてもらうだけでも骨が折れます。どうしてもリピーターがつきにくい、そもそも客の人数が少ないといった問題が浮上した場合には、なるべく早期で店舗を移転することも検討した方がいいかもしれません。ただし一等地に移転するとその分家賃が高くつく傾向にあるので、移転するにしても慎重に検討する必要はあるでしょう。

2-3.経費を抑える

いくらリピーター作りに励んだところで、経費として出て行くお金が高くついていては頑張りがいもありません。例えばサロンで使用する薬液や機材の費用が高い、家賃が負担になっている場合には経費を抑える努力も必要でしょう。例えばサロンの経営を圧迫しないように機材をより料金の安い会社でリースする、家賃は3〜4日分の収益程度の金額までに抑えられないか検討するなどの対策があります。

2-4.店舗での物品販売にも重点を置く

リピーターがある程度確保できた上でさらに利益を上げたいと考えるのであれば、店舗での物品販売にも重点を置くとなおいいです。例えば店舗で商品を購入してもらった場合ではその半分の金額が店の利益として反映されるため、物品販売に力を入れないのは非常にもったいないです。ただ利益を上げたいからといって効果の実感できないような商品を高額で客に売りつけると、そのせいで愛想を尽かされることにもなりかねません。良質な商品を少し安めの価格設定で販売するだけでも、客からの印象はかなり違ってきます。

2-5.スタッフを定着させる

美容業界は他業種と比較すると、原価があまりかからず利益が出しやすい傾向にあります。ただその特性を活かすためにはスタッフの稼働率を最大限に引き出し、利益を正比例で上げることが望まれます。そのため経営が苦しいからといってスタッフの給料をカットしてしまうとスタッフが辞めやすい土台が完成してしまうので、その点は注意が必要です。スタッフを十分教育するための体制はもちろん、自店舗に引き止めるための経営戦略がなければスタッフを定着させることはなかなか難しいかもしれません。

サロン経営を成功させるためにはリピーター作りが肝心ですが、その効果を最大限にするためには経費は安く抑えつつスタッフは一定数確保しておかなければなりません。

ただリピーターがつくまでには新規で客を呼び込む必要がある訳ですが、前述したように広告媒体を利用しての宣伝ではリピーターがつきにくい可能性も考えられます。それではなぜリピーター作りに広告媒体が役立てられないのでしょうか。

3.広告媒体の意外なデメリットとは

美容業界の広告媒体と言えば、恐らく真っ先に思い浮かべるのがホットペッパービューティーではないでしょうか。ホットペッパービューティーであれば業界最大手の広告媒体であり、知名度も高いのでそこに載せるだけでも何らかのメリットが得られそうなものです。ただホットペッパービューティーを利用しようと考えるのであれば、いくつか知っておきたい知識もあります。

3-1.一年契約のプランしかない

ホットペッパーでは基本的に一年契約のプランしか用意されていないため、仮に店舗の経営が立ち行かず苦しくなったからといって途中解約はできません。そのため契約期間中である一年間は、どうにかして資金をかき集め利用料を毎月支払っていかなければなりません。

3-2.広告の掲載順は実は料金次第

ホットペッパーではライトSからプラチナLLまでの10段階でプランが用意されています。このプランの段階によって料金相場が異なる訳ですが、具体的にはどういった部分で違うのでしょうか。ホットペッパーでは「おすすめ」や「人気順」で上位表示されるサロンが実は高評価の口コミによるものではなく、利用料次第で決定されたものであることはあまり知られていません。そのためお金をより多くつぎ込める店舗ほど大々的に宣伝してもらえるという皮肉な現実があります。

3-3.クーポン目当ての一見が多い

ホットペッパーでは店舗のクーポン目当てで利用する客が多く、店舗に興味があるのではなく割引クーポンに興味のある客ばかりが集まりやすいです。またホットペッパーでは年中無休でネット予約できるその利便性のせいで、予約時間になっても来ない無断キャンセルをする客も割と多くなってきます。

上記の内容を見ても分かるように、ホットペッパーは広告料が高くつく割にはリピーター作りには役立たない現状があります。広告媒体を利用しないとなると地道な道のりにはなりますが、あえて高い広告料を支払わず別の方法で集客を心がける方が無難と言えそうです。

 

4.店舗宣伝にはSNSを活用すべし

サロン経営するにあたり店舗の宣伝は何らかの形で行いたいと考えるはずです。そうした方であればまず活用していきたいのがSNSです。例えばInstagramやTwitterのようなSNSであれば無料で利用できますし、フォロワーがつけばある意味自動で情報の拡散をしてくれます。例えばSNSのフォロワー限定のクーポンを発行するだけでも、自店舗に足を運んでくれる客が増える可能性もあります。自身がSNSをよく利用するのであればまずそういった方法を試してみるべきです。

ただSNSをあまり利用しない方であれば、自店舗のブログを立ち上げることでも集客力を上げることができます。その際に自分のサロンの強みとしたい特定のキーワードを入れることで、そのキーワード関連で悩みを持つ客を自店舗へと引っ張りやすくなります。

 

まとめ

サロンを開業するためにある程度のまとまった資金が要りようになることはもちろん、その後のリピーター作りについても戦略が必要になることを解説しました。サロン経営が思うようにいかないという方も現状を見直し、何か改善点はないかと自問自答しながら営業していくことが大切です。