資金調達の相談はハードルが高い？無料相談できるサービスは？

はじめに

中小企業の経営者の方であれば、資金調達の方法について頭を悩ませる機会が数多くあるものです。ただ資金調達に関する専門家に相談するとなると「料金が高い」、「時間内に聞きたいことが全部聞けない」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。資金調達の方法について情報が欲しい方にとっては、そういった専門家に頼りたいのは山々でもなかなか安易に手が出せないこともあるかと思います。そんな方におすすめなのが、無料相談サービスのある「資金調達マスター」です。

この記事では今更聞きにくい資金調達の主な方法と、無料相談サービスのある資金調達マスターについて解説します。資金調達の方法についておさらいしたいという方にも役立つ内容となっているので、興味のある方はぜひご一読ください。

1.資金調達の主な方法とは

資金調達の方法にもいくつか種類がありますが、会社の規模や業種、事業内容などによっても適した資金調達の方法はそれぞれ異なります。ただこの記事を読んでいる方は中小企業の経営者、あるいは個人事業主という方が多くの割合を占めるはずです。

この章ではそんな経営者の方がよく利用する、主な資金調達の方法について紹介しておきましょう。

1-1.日本政策金融公庫

会社の創業時によく利用されるのが日本政策金融公庫の融資制度です。

日本政策金融公庫と言えば「新創業融資制度」が特に周知されており、新たに事業を始める方や事業を始めてから2年以内の方であれば優先的に利用を検討することが推奨されています。もちろん希望融資額の1/10以上の自己資金があるといった利用条件はあるものの、創業計画書の内容を実現可能性の高いものに仕上げられれば融資を受けられる可能性がぐんと上がります。

これ以外にも日本政策金融公庫が手がける融資制度は数多くありますが、日本政策金融公庫を利用するメリットとしては低金利でお金を借りられる点が挙げられます。また無担保無保証でお金を借りられますし、何より会社が倒産してしまった場合にはお金を返す必要がありません。

低金利であるがゆえに審査基準がかなり厳しいというデメリットはありますが、入念な準備を重ねることで審査に通過する可能性が高くなります。ここでは審査に通過するためのコツについての説明は省きますが、「日本政策金融公庫　審査」で検索すると、具体的な対策を講じやすくなります。興味のある方はそちらについても調べてみるといいでしょう。

1-2.銀行融資

融資を希望する方であれば日本政策金融公庫の他に、銀行融資についても利用を検討することが多くなります。

会社を設立してから1期が終了していれば前年度1期分の決算書類が必要になりますが、銀行融資ではこの決算書類の内容によって審査の可否が左右されます。

例えば「損益計算書」では①売上総利益、②営業利益、③経常利益を特に重視しています。営業利益と経常利益が共に黒字であれば銀行からの評価はかなり高くなりますし、逆に両方とも赤字という場合には赤字が一時的なもので短期間のうちに黒字に戻すことが可能な旨の説明が要求されます。

それ以外にも決算書類で重視される項目はありますが、「①会社の利益が黒字である、②短期的に現金化できる資産がある、③会社の自己資本比率が高い」という要素を満たすことで銀行融資を受けやすくなります。銀行融資の場合では保証や担保なしで借りられる「プロパー融資」の他にも、信用保証協会に債務保証してもらう「保証付融資」や、資金使途と返済原資を明確にする「ヒモ付き融資」などがあります。利用実績がない銀行であれば新規のプロパー融資を受けることはかなり難しいので、まずは保証付融資などを利用して利用実績を作ることから始めましょう。

1-3.法人カード

融資ではないけれどお金を前借り感覚で利用できる資金調達の方法として、法人カードがあります。

法人カードと聞くと企業しか利用できないイメージを持ちますが、実は個人事業主の場合でも利用可能な法人カードがあります。法人カードの審査では「設立年数」と「業績」が重視される傾向にありますが、比較的ハードルの低い法人カードに申し込むことで審査に通過しやすくなります。

法人カードを利用することでビジネスに利用したお金の流れが把握しやすく、会社のキャッシュフローが明確に見えてきます。また急な出費がかさんだ時にも利用できるため、融資よりも手軽にお金を前借りすることができます。法人カードではお得なサービスや特典が付いている場合も多いですし、ポイント還元率が高いことも特徴的です。キャッシュフローの可視化にも役立つので、会社のキャッシュフローを把握したい方にはおすすめの資金調達となります。

1-4.ベンチャーキャピタル

ベンチャー企業として会社を経営する場合であれば、ベンチャーキャピタルを利用して資金調達する方法もあります。

ベンチャーキャピタルとは、高い成長性が見込まれる会社に対して株式投資という形で資金援助することを指します。ベンチャーキャピタルで利用される資金は主に金融機関や事業会社などから出資されており、その資金を動かすのが「投資事業組合」または「ファンド」と呼ばれる専門会社です。

ベンチャーキャピタルで出資される資金については返済の必要はないのですが、その金額に見合った議決権を渡さなければなりません。議決権の全体数における比率によっては会社の経営を掌握されるリスクがあり、過去にはベンチャーキャピタルのファンドによって経営を乗っ取られた会社もありました。

またベンチャーキャピタルでは出資した資金を株式上場後の株券の売買によって回収するため、短期間での株式上場を求められることになります。会社経営のコンサルタントを受けられる一方で短期間での急成長を要求されるため、思うような経営ができなくなるリスクも存在します。

1-5.エンジェル投資家

ベンチャーキャピタルと性質が似て異なるものとして、エンジェル投資家があります。

ベンチャーキャピタルでは複数の投資家から出資されるのに対し、エンジェル投資家では個人から会社への出資を受けることになります。一時期は悪質なエンジェル投資家の話もよく聞きましたが、最近ではエンジェル投資家とのマッチングサービスができたことによりその距離感は縮まり、優良なエンジェル投資家と出会える可能性も高まりつつあります。

エンジェル投資家とのマッチングサービスを手がける業界最大手のサイトが「Founder」です。創業直後であっても起業家として登録可能ですし、自分の名前は非公開で登録することができます。事業形態や会社の実績についてより詳しく書くことでエンジェル投資家に興味を持たれやすくなります。社会性のある事業を手がける会社であれば事業内容に共感してもらいやすいため、エンジェル投資家から連絡を貰いやすいと言えます。

1-6.クラウドファンディング

決算書類のような難しい書類を作成せずにできる資金調達の方法として、クラウドファンディングがあります。クラウドファンディングではインターネットを介して不特定多数の支援者から資金を募れますが、その成功率はわずか3割程度と言われています。

クラウドファンディングの成功率を上げるためにはプロジェクトの魅力的なリターンや目標人数を設定することはもちろん、プロジェクトそのものがまず魅力的でなければなりません。またSNSを頻繁に利用する方であれば、プロジェクト投稿前に自分のSNSで情報を拡散して支援者を事前に集めることも大切です。特に何らかの実績がある場合にはSNSのプロフィール欄にその実績を書いておく、クラウドファンディングでも同様にアピールすることで支援者が見つかりやすくなります。

資金調達の方法はこれ以外にも数多くありますが、中小企業の経営者の方や個人事業主の方であればとりあえず知っておきたい資金調達の方法を今回はピックアップしてみました。会社の資金調達で悩んでいるという場合にはいきなり難易度の高い方法から始めるのではなく、まずは比較的ハードルの低い方法やメリットの多い方法から試してみると実現性がより高くなります。

2.無料相談サービスのある資金調達マスターとは

資金調達の方法については専門家に相談したい場面も多々ありますが、有料サービスともなるとつい敬遠しがちです。専門家に相談してみたいけどお金がないという方は、資金調達マスターの無料相談サービスを利用してみるといいかもしれません。

資金調達マスターでは資金調達に関する知識を幅広く記事として掲載していますが、その記事を読んで疑問点が増えた、目当ての記事が見つからなかったという方がいてもおかしくありません。そこで資金調達マスターでは資金調達に関する無料相談サービスを実施しており、資金調達の知識に詳しい専門家に直接相談することができます。

資金調達についての細かな疑問から具体的なお悩み相談まで対応してもらえるため、なるべくお金をかけたくないという方にもおすすめです。有料相談で期待していた回答が得られなかったと嘆くよりは、無料相談サービスで一度試してから資金調達の方法について再検討したり、専門家への依頼を考えることもできるはずです。

資金調達で悩めるあなたに資金調達マスターがおすすめの理由とは

まとめ

資金調達の知識が経営者の方にとって必須であることは確かですが、必要とされる知識が広く深くなるために自力で資金調達の方法を模索して実践することはなかなかに難しいものです。その点資金調達マスターであれば資金調達に関する記事をカテゴリごとに探すことができますし、資金調達の専門家に無料相談することもできます。

無料相談であればお金もかからず気軽に試せます。資金調達関連のことで頭を悩ませているのであれば迷うことなく、まずは一度資金調達マスターの無料相談サービスを利用してみてはいかがでしょうか。