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2019/01/30

創業期のサポートに特化した税理士・富田さんインタビュー

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本インタビューでは、創業期のサポートに特化した税理士の富田さんに取材させていただきました。
設立業務の主な内容や見落としがちな重要手続き、税理士の選び方など、実用的なお話を多くお伺いすることができました。

富田さん
富田さん

東京都内で税理士行政書士事務所を経営しております、富田です。平成15年4月に開業し、15年が経過しました。
メインの仕事は税理士事務所として、法人の決算を行っています。

―税理士さんを必要だと思いつつも、具体的に何をしているのか、どんなことを代行してくれるのか理解していない経営者も多いかと思います。

富田さん
富田さん

うちは主に会社の設立業務から携わっています。設立にあたっては、まずはどんな会社を作りたいかヒアリングします。それから法務局や公証人役場用の書類作成を行います。次に、税務署に会社を作ったことの届け出報告を行います。
従業員を雇う際は、社会保険、労働保険加入の代行を行いつつ、会計業務、日々の入出金の管理業務も行います。
経理がいる場合は、経理の方に教授したり、いない場合は試算表の作成なども行います。


設立業務を中心に活動するにあたって、考えていることや気をつけていることも尋ねてみました。

―法人化や、新しく事業を立ち上げたい人の手助けをメインにしているのはなぜですか?

富田さん
富田さん

大企業にはすでに税理士がいるので、自分は新しいところを開拓して、税理士の彼らに追いつこうと考えています。

―設立業務を積極的に代行しているとのことですが、今まで何社ほど作られたんでしょうか。

富田さん
富田さん

100社以上は作りました。

―たくさんの創業に参画されているんですね。創業の際、税理士として富田さんの税理士事務所が心がけるところ、他と違うところはありますか?

富田さん
富田さん

世の中には設立費用0円、もしくは安く設立支援している企業などがたくさんありますよね。でも、作った後すぐに顧問料がかかる場合が多いんですよ。売り上げが出ない間も手数料、月額料金が発生するんです。
うちの場合は事業が軌道に乗るまではお金を取らず、それから契約します。一応、設立手数料は4万円かかりますが、顧問契約は売り上げが出るまで待ちます。

―支援される側のことも考え尽くしているんですね。

富田さん
富田さん

また、ほかの士業だと、会社を作って終わりの場合も多いです。
本来、作った後に税務署に対して、青色申告の承認申請、法人設立届などの書類を提出しなければならないんです。
届け出を出さないまま経営する企業もあります。そもそも出し方もわからない場合も多いです。設立してから、届け出方法など分からず、うちにくるお客さんもいらっしゃいます。


富田さんはさらに、設立のそのときだけでなく、その後のことまで支援しているのだそう。

―そういったケースへの対策もされているんですか?

富田さん
富田さん

うちの場合は税務署等への書類の提出もセットで料金化しています。
法人税の青色申告は2ヶ月以内に提出しなければならないんですが、もし出さないと、税金上不利になります。青色申告は赤字の繰り越しに必要なのですが、決算時に気づいても手遅れになるケースがよくあります。
例えば、初年度に100万円の赤字、翌年度に100万円の黒字だと仮定します。青色申告の書類を提出した場合は赤字を繰り越せて、翌年度の利益は0円で法人税は発生しないため損をしません。

何かと慌ただしい設立時期。あらかじめその後の手続きまでパッケージしたプランを申し込んでおけるのは、確かに安心できる選択肢でしょう。

―創業したらビジネスモデルばかり気にしてしまいますもんね。税理士を選ぶ際、何か基準はあったりしますか?失敗しにくい選び方などありますか。

富田さん
富田さん

税理士になる際の合格科目が選べるため、その点を気にします。例えば、法人税と所得税はどちらか一つを選択、後は税法二つを選択すればいいんです。
もちろん人間性の部分もあります。
他には、担当者が有資格者か無資格者かも気にします。会計などはある程度、経験を積めば決算書などを作ることは可能です。一方で、年末調整の細かい税金の問題、確定申告などは、試験勉強をしていないと法律の理解が不十分で答えられないケースもあります。

―経営に直結する部分は特に経営者は敏感ですからね。

富田さん
富田さん

税理士の資格を持っている場合は、名刺に書かれています。しかし合格科目を見ることはできないので、直接聞かないとわかりません。

経験を積めばわかることと勉強をしていないとわからないことの見分けは、現役税理士にお話を聞かないと判断しかねる問題でしょう。

―士業の方は紹介される場合が多く、堅いイメージもあるかと思います。社労士さん、税理士さんは誰でも似たようなことをしている印象でしたが、このようなお話を伺うと、色々な方のお話を伺った方が実のある経営ができそうですよね。

富田さん
富田さん

そうですね、話を聞く分には構わないと思います。自分の場合、他人と比較されるのは好きじゃないですが(笑)。

―富田先生は新しく創業を一から手伝う点で強みがあると思います。色々裏話も聞いて、正直驚いています。

富田さん
富田さん

従業員5人で税理士は1人という事務所もざらですね。

税理士を探している方に向けて、アドバイスはありますか?

富田さん
富田さん

経営者の方は売り上げをしっかりあげることに集中してほしいですね。面倒事はこちらにお任せください。

―ある意味理想形の分業制ですね。最後に資金調達マスターの読者へ一言お願いします。

富田さん
富田さん

経営者の方が多いと思いますが、お金に大変な時でも一緒に頑張っていきましょう。

「面倒事はこちらに」――経営こそがやりたいことだという経営者にとって、こんなに嬉しい言葉はないのではないでしょうか?
人間性が大事というお話もあったように、税理士を探す際にはやりたいことに合ったスタイルかどうかも重視していきましょう。

富田さんへの依頼を検討したいという経営者の方は、ぜひ資金調達マスターの無料相談フォームよりお問い合わせください。ご要望に合わせ、税理士のほかにも社労士や弁護士といった各士業のご紹介もしておりますので、創業期のサポート関するお悩みのご相談をお待ちしております。