「財務諸表作ったりだとか、社労士でありながら財務もできるので税理士と提携したり」――社労士でありながら財務管理も行うという、マルチな活躍を続けている駒津さん。
こなせる分野が広いことの強みと、仕事をする上での精神についてお話を伺ってきました。
事務所:駒津社会保険労務士事務所
代表 :社会保険労務士 駒津 賢次
住所 :東京都葛飾区奥戸2-25-1
電話番号:03-6795-9874
ご連絡はお問い合わせフォームよりお待ちしております。
―まずは簡単な自己紹介からお願いします。
今は、社会保険労務士と合同会社、それから財務関係の仕事をしています。詳しく言うと、就業規則の作成と社会保険に関するところ、あとは個人に対しての年金まわりなどの連携もしています。一つだけというよりは、財務も管理していて社会保険も扱っているというイメージです。
―20代はアパレルの会社で働いて、そのあとトラックの運転手もやってらっしゃったそうですね。異色の経歴ですが、どうして社労士を志したんでしょうか?
後々自分の助けになると思って受験して、それがうまく行ったんです。やっぱり資格があると違います。手に職ですね。あとは父親が自営業者だったので、憧れた部分もあるかもしれません。
―トラックの運転手はつなぎの期間にやってらっしゃったんですか?
セールスドライバーですね。体力的にはきついけど、一人でやってたので結構ラクな仕事でした。
経歴からして社労士のイメージを覆す駒津さん。お話をお伺いしていくと、その経験に基づいた独特のスタンスも見えてきました。
―最近、広告業界はブラック企業が多いとよく言われていますよね。就業規則を作りたい会社だったり、需要がかなりあるのではと思うのですが、いかがですか。
何をもってしてブラックなのかが曖昧ですよね。就業規則は作りたい、というか、法律的には、常時10人以上の従業員を雇った場合には、作らなくてはいけないものだと思います。経営者の立場から言うと、就業規則があると縛られてしまうので、安易に作っていいものか、でも法律があるから……と悩むところだと思います。条件を下げるのも大変ですから。僕は、若いときは残業したかったですけどね、お金が欲しいから(笑)。
―就業規則の見直しも相談に乗ったりしているんでしょうか?
社長が会社守るって考えると、従業員の中でわがまま言っている人に合わせちゃいけないですから、最低限ってとこをやりますね。
就業規則の見直しも、丁寧にヒアリングしながら進めるという駒津さん。
事務所所属の社労士との違いは、一対一の細やかな気遣いのある対応にあると言えます。
しかも冒頭で紹介した通り、財務への知見もあるということで、かなり個性的な働き方をしているようです。
―御社の特徴だったり、こういったサービスをよくやる、というのはありますか。
全部できますから、財務関連に特に自信があります。財務諸表作ったりだとか、社労士でありながら財務もできるので、税理士と提携することも可能です。
―そういった業務をご依頼いただいた際に、心がけていることはありますか?
カスタマーズファーストですね。僕らが売っているのはモノではないので、お客様が何が欲しいかというニーズを吸い上げて相手の立場になって、とにかく考えます。僕たちはあくまで主役じゃなくて助ける立場ですので。
―ご依頼いただいてからどのようにお客様のお悩みを聞き出すのでしょうか?対面でこういう風にインタビュー形式で本音を聞いていく、といった形ですか?
お客様と一対一で向き合ってお話をしていきます。財務とか扱うときはやっぱりお金ですから。お金って相手に見せたくないものですよね。とにかく『信頼』を得ることを意識して仕事をしています。
個人対個人の関係が下地にあるからこそ、正直なお金の話も相談できるというのは、経営者なら身を以て感じられることではないでしょうか。
駒津さんは、このスタンスを貫くことで多くの会社を支えてきました。
―実績は何社くらいですか?
250社くらいですかね。昔は会計事務所にいまして、独立も経てるので、今担当しているのはだいたい50社ほどです。
大事なのが、僕らの仕事は数じゃなくてどれくらい長く付きあえるかというところです。これが楽しいところ、やりがいでもあり、僕らの収益に直結する部分でもあります。
一番長い人は30歳から付き合っていて、いまだにお付き合いさせていただいてますね。
―失礼かもしれませんが、駒津様は今おいくつですか?
54歳ですね。
―24年お付き合いのあるお客様がいらっしゃるってことですよね。そこまで信頼されていなければ長くお付き合いすることはできないと思うのですが、そういう信頼関係を築くノウハウとはどんなものなのでしょうか。
―駒津様のお客様が悩みを正直に話してくれないパターンもあると思うのですが、例えばプライドの高い、若い起業家に対してはどう向き合いますか?
ここまで真摯にお客様に向き合う姿勢が、長く付き合える関係を築く秘訣かもしれません。
―御社の得意な分野ってなんですか。
―どっちも強い人ってあんまりいないのでしょうか。
―どんなお客様と仕事したいですか?お客様にメッセージがあればお願いします。
多分このサービスは本当に困っている人がくると思います。失敗してしまったときに、もう一回過去を考える、自分自身を考える、それからまた次にいく。物事がうまく行かなかったら過去に必ず問題があります。それをまず考えることから始めましょう。
異色の経歴で社労士になった駒津さんは、とても真摯にお客様と向き合う情熱家でした。
今まで事務的な対応しかされず、不信感から込み入った話ができなかった経営者の方も、この人柄なら……と思えるのではないでしょうか。
駒津さんに相談してみようかな…と思った方は、お問合せフォームからご連絡ください。