借り入れ

2018/05/23

女性起業家への助成金・支援制度をまとめて解説

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はじめに

日本の起業家のなかで女性起業家がどのぐらいいるのか、皆さんはご存知でしょうか?

実は、2014年の「中小企業庁・中小企業白書」の調べによると、女性起業家の割合は全体の約3割となっているそうです。最近では女性起業家の活躍が多く見られますが、その数はまだまだ男性に劣ります。

 

では、今は女性にとって起業が難しい世の中なのでしょうか?実はそんなことは全くありません。むしろ女性起業家に向けた支援制度は年々整っていっていることがわかります。

この記事では、女性起業家に向けて、女性起業家と男性起業家の違いと、女性起業家が受けられる具体的な支援制度についてご紹介します。

女性起業家と男性起業家の違いはあるの?

女性起業家と男性起業家の違いとはなんでしょうか?ここからは女性起業家のメリット・デメリットを中心に、女性起業家と男性起業家の違いを紹介していきます。

女性起業家であるメリット

女性起業家の競争率が低い

冒頭にも紹介しましたが、女性起業家の割合は全体の約3割となっていて、日本ではまだまだ男性起業家が多いです。

その事実の裏を返すと、女性起業家の競争率が低いことがわかります。女性起業家の競争率が低いということは、女性である強みを生かすことができれば、競合の少ない市場で大きな需要を生み出すことができます。

 

例えば、女性起業家ならではの化粧品関係の事業を展開していくと考えると、男性起業家の場合は中々化粧品関係を扱っている事業者が少ないですよね。

また女性起業家は、母数がそもそも少ないため、同じように化粧品関係を扱っている事業者が少ないです。

このように、女性起業家ならではの商品・サービスを扱うことで、より競争率の低い市場で安心してビジネスを行うことができます。

 

経験を生かした事業展開ができる

女性起業家の中には、主婦の経験や子育ての経験をした人が多いです。そのような体験は起業家としても必ず生かすことができます。

例えば子育てをしている中で、赤ちゃんの夜泣きに困った経験からその悩みを解決する商品を考えたり、忙しくて買い物に行けなかった経験からその悩みを解決するサービスを考えたりすることができます。

 

ここで最も重要なのは、自分が経験した苦労や悩みは必ず同じ経験をしている人たちの需要になるということです。日本の女性たちで子育てや主婦としての悩みを抱えている人たちは少なくありません。そのような女性をターゲットに自分の経験を生かした商品・サービスを提供することで、利用者の悩みを考えた的確な事業展開が可能になります。

女性をターゲットにした事業ができる

日本では男性よりも女性の方が多くの支出をしているという結果がわかっています。そこで、女性をターゲットにした商品やサービスを提供することは、起業して利益を出すことにおいて非常に理にかなっています。

その中でも女性起業家は、女性の心を理解した事業展開をすることができるため、男性よりも有利と言えます。

女性起業家であるデメリット

女性起業家には、女性特有の悩みもあり、そこをデメリットに感じてしまうことも多いです。

内閣府の行なった調査によると、女性起業家が直面した課題で最も多かったことは「経営の知識不足」「家庭との両立の難しさ」でした。

 

経営等の知識不足

女性の社会進出が常識になりつつある現代ですが、出産や子育ての影響もあって、男性と比べて社会経験が少なくなってしまっているというのも事実です。

そういった状況で経験や知識の不足という不安はなかなか拭えないでしょう。この点では女性起業家であることはデメリットなのかもしれません。

 

しかし、今はどんなことでも調べられる時代です。ネットや書籍はもちろん、女性起業家を応援する専門家やコンサルタントはたくさんいます。

自分にはどんな知識が足りていないのかを現状把握し、的確な情報を集めることで解決することができるでしょう。

 

家庭との両立

起業という大きなチャレンジと、忙しい家庭生活を両立させることは非常に大変だと思います。

男性起業家の場合、家庭との両立を課題に感じている起業家は少なく、こちらも女性特有の悩みであることがわかります。

 

しかし、できるだけ事業を効率化、遠隔化することなどによって余分な時間を生み出せるのではないでしょうか?

例えば、ネットビジネスによる起業などであれば、オフィスに移動する手間を省いたりすることができます。

また、従業員を雇った際にも、直接会うことは最小限にしてオンライン上のやりとりで仕事を進めることもできます。

このように、作業をできるだけ効率化・遠隔化することによって家庭と両立させながら仕事をすることもできるのです。

家庭との両立をする上で、場所による制約を受けないことは非常に大事な要素となります。

 

上記の2つのデメリットを紹介しましたが、実は内閣府の調査によると、女性起業家が直面した課題の中で最も多かった回答は「特にない」でした。

起業前に悩んでいたことはいざ始めてみると大したことではなかったと答える女性起業家が多かったのです。

 

起業家になる上で、このような課題に直面したとしても自分の成長に生かしていこうという心構えが大事なのかもしれません。

女性起業家への助成金・支援制度

女性起業家に対しては多くの支援制度が整っています。

ここからは特に有効に使える助成金や融資、支援制度等をご紹介します。

 

助成金による支援制度

生涯現役起業支援助成金

生涯現役起業支援助成金は、中高年齢の方が起業する際にかかる費用を支援する助成金です。

起業する際の年齢に応じて助成の金額は変わりますが、最低150万円最大200万円の助成を受けることができます。

起業日から11ヶ月以内に計画書を提出し条件を満たしていた場合に助成を受けることができます。

40歳以上で起業を検討している女性起業家の方はぜひ検討してみてください。

 

トライアル雇用助成金

起業をする際に従業員を雇い入れるならトライアル助成金を検討しましょう。トライアル助成金は、経験不足や知識不足の求職者を雇い入れる場合に支援される助成金です。1人求職者を受け入れるごとに月額4万円の助成をうけることができます。

雇用調整助成金

雇用調整助成金は、事業縮小をせざるを得ない状況にある事業主が雇用調整を行なった際に、申請をすることで受けられる助成金です。この助成金は、3ヶ月以内の売り上げが10%低下した際に受けることができるので、経営が傾いてきて雇用の調整を検討している際には、このような助成金があることをおさえておきましょう。

補助金による支援制度

創業補助金

創業補助金は、経済産業省が実施している補助金制度です。新しく創業する起業家に対して、創業に必要な経費の一部を補助することができます。人件費や設備費、原材料費などほぼ全ての費用を対象として補助を受けることを確認しておきましょう。

毎年5月から6月までの応募期間があり、採用された場合にはその年の12月まで補助を受けることができ、翌年の3月に補助金が支払われます。

 

創業補助金は、採用されれば返済不要の資金援助を受けることができるため、積極的に利用していくことをお勧めします。

 

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、補助金を受けるだけでなく、商工会議所の指導・助言儲けることができる補助金制度です。こちらは商工会議所の管轄です。

起業した際の経営計画を建てる際など、困った時にアドバイスをもらえる特典があるのは非常にメリットとなります。

毎年3月から申し込みんの受付が始まり、その年の7月から12月まで支援を受けることができます。

こちらの小規模事業者持続化補助金も、返済不要の補助金であるため積極的に利用していきたいです。

 

融資による支援制度

女性、若者/シニア起業家支援資金

女性、若者/シニア起業家支援資金は、日本政策金融公庫から受けられる女性や若者、高齢者向けの起業支援の融資です。

一般的な融資よりもより少ない金利で利用できるため、もし融資を必要としている場合はこちらの支援金を利用しましょう。

利用条件は、35歳未満55歳以上の女性の方で、新たに事業を始める場合。または事業を始めて7年以内の場合です。最大7200万円までの融資を受けることができます。

 

生活衛生改善貸付

生活衛生改善貸付は、生活衛生関係の事業をしている起業家のために、経営がうまくいかなくなってきた場合に利用することができる融資です。

生活衛生の事業というのは、基本的に飲食に関わる事業だと考えてください。

もし料理のスキルを活かした事業を展開したいと考えているのなら、生活衛生改善貸付のような融資も確認しておきましょう。

起業家の教育支援制度

次世代アントレプレナー育成事業

次世代アントレプレナー育成事業は文部科学省によって行われる、若手研究者を中心とした起業家育成を目的にする事業です。

大学で専門的な研究をした若い女性起業家の方は一度この事業に応募されてみてはと思います。

 

グローバル起業家等育成プログラム

グローバル起業家育成プログラムは、起業家などを対象としてアメリカのシリコンバレーに派遣する人材育成プログラムです。

シリコンバレーで最先端のテクノロジーやビジネスに触れることで、起業家たちが1ランク高い事業展開を行なっていくことを目的としています。

こちらは経済産業省の手がける事業で、これまで、300名以上の起業家たちが参加しています。

 

女性起業家大賞

女性起業家大賞とは、事業を成功させている女性起業家の方に向けた表彰、副賞金を提供する全国商工会議所女性会連合会の取り組みです。

これまで17回の表彰が行われていて、新たに起業した女性なら誰でも応募することができます。

また全国商工会議所女性会連合会は、女性起業家の集まるコミュニティでもあるため、参加することで他の女性起業家の様々な意見を聞けるかもしれません。

 

今から女性が起業するにはまず何をする?

起業というと、都会のビルにオフィスを借りたり、数多くの手続きを行ったりと大変なことや資金のかかることが多いイメージですが、今の起業は誰でも簡単にすることができます。

では、最初にどんなことから始めるべきなのでしょうか?

 

コストの少ないネットビジネス

ネットを使ったビジネスなら非常に少ないコストで起業することができます。

ネットビジネスをする際に必要な費用は、大まかに言えばパソコン一台のみです。

高額なソフトを使ったりすることは一切ありません。また、仕事をするためのオフィスや、作業をするための人手などは全く必要ありません。

 

ネットビジネスには種類が多く、自分に合ったやり方を選ぶことができます。

例えば以下の3つのようなものがメジャーです。

  • ネット物販ビジネス
  • アフィリエイト
  • 情報商材

このようなビジネスは難しそうに感じて、始めることに抵抗を感じる人も多いですが、誰でもやり方さえ学ぶことができれば、すぐに始めることができます。

書籍を参考にするのも良いですが、ネット上にも無料で手に入る情報が多く、やり方を学ぶことは難しくありません。

 

ネットビジネスによる起業の最大のメリットは、初期コストがかからないという点です。

同じ成果が期待できるビジネスを選ぶとき、コストが高いものと、コストが低いものを比べたら絶対に低いほうがいいですよね。

今から起業する際には、ネットビジネスから小さく手がけてみて、徐々に事業の拡大を考えていくやり方を強くお勧めします。

情報発信

起業家になったとしても、あなたを知る人は全くいません。あなたを知っている人がいないということは、一緒に仕事をする事業者や雇いたい人材、商品やサービスを提供するお客さんもあなたを見つけることができません。

そこで、個人による情報発信を多く行っていきましょう。TwitterやFacebook、ブログなどではコストをかけずに情報を発信することができます。

また、SNSは多くの利用者がいるため、同業者からのアドバイスを受けたり、あなたのサービスを受けたいというお客さんを集めたりすることができます。

こちらもネットビジネス同様、少ないコストで始めることができ、大きな効果も期待することができます。

これから起業して行く上で最も大事なことは認知度を上げて行くことです。

 

まとめ

女性起業家と男性起業家の違い

  • 女性起業家は競争率が低く、女性目線での事業ができる
  • 女性起業家は家庭との両立や経験不足を心配する声が多い

女性起業家への助成金・支援制度

  • 生涯現役起業支援助成金
  • トライアル雇用助成金
  • 雇用調整助成金
  • 創業補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • 女性、若者/シニア起業家支援資金
  • 生活衛生改善貸付など

今から女性が起業するには

  • ネットビジネスは少ないコストで大きい成果を出すことができる
  • 情報発信で認知度を上げる

いかがだったでしょうか?これからはますます女性の社会進出が発展し、女性であることが大きなメリットとなる事業が増えて行くことと思います。

そんな社会を引っ張っていく女性起業家たちを見習って、多くの新しい女性起業家たちが活躍して行くことを期待しています。

そして、起業するにあたって必ず必要になるのが「資金」です。資金調達を確実に行うには多くの知識が必要になります。独学も経営の未来を支える大切な学び方ですが、専門家に相談することが正しい知識を身につける何よりの近道です 

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